2014-07-10
早朝から歩き始めて10km以上、最後は登りもキツく挫けかけた頃、ようやく縄文杉に会えました。
屋久島と言えば縄文杉!
などとシンボル化されてしまうと、ちょっと引いてしまう天の邪鬼な管理人ですが、それは逆にシンボル化してるのと同じと思い直し、努めて他の樹と同じように出向きました。
それでもやっぱり縄文杉は、圧倒的な存在感をもってそこに在りました。他では見られない孤高の存在。苔生した樹を沢山見て来た目には異様な程青白く乾いたような木肌を、気がつけばずっと眺めていました。
本当の樹齢がどうのとかはどうでも良い些細な事に思えます。
写真を撮る身には自由にアングルを取れないもどかしさは感じますが、此の樹の根をそんな事で痛めてはいけない。これからまだ何千年も生きて欲しいと願いながら数枚だけ撮って、後はしばらく眺めていました。隣に立つ嫁さんと一緒に。
鹿児島県屋久島 (2014.06)
kazu-m(室岡和輝)
日々のことを写真で綴ります。現在は主にFujifilm X-T1/T2で自然写真を撮ってます。レンズを通して見たものたちを一緒に楽しんでください。
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