2012-03-10
前2つのエントリーのように同じ時の外海が荒れていたのに、港の平穏さに少々驚きました。この差がそのまま3.11の津波の差にも表れたそうです。
そうでなければその時港近くで働いてて、津波第一波の後、同僚を迎えに向かった義兄は無事ではなかったかも知れません。
巨大なオイルタンクやコンビナートもわりと軽傷(?)、今は操業盛んで瓦礫も目に見える場所からは無くなっていました。
それでも放射能問題の影響で活気のない魚市場の姿を見るにつけ、いまだ復興しようにもどうにも出来ない悔しさや虚しさが感じられました。
事故が起きるまでそれ程関心を持ってなかった自分も含め、多くの人が関心を寄せるようになったことがせめてもの救いと思います。
ボクは今原子力発電には完全に反対です。事故無く運転してても、何万年も管理し続けなければならない核廃棄物を生み続ける原発。その原発そのものも4〜50年で使えなくなり、それはそのまま核廃棄物になるのです。50年で50基ずづそんなことを繰り返してゆくのでしょうか。
先月地元の市長選があり、ボクは原発反対を明確に示した候補者に投票しました。群馬県に原発は無いし来る可能性も少ないけど、それは問題じゃない。これはエネルギー問題全体の中で考えなくてはいけない問題と思うので、人ごとではないのです。国政の問題点は町内会にもそのまま存在します。一人一人が身の回りの小さなコトからでも変えていかなきゃ、と思うのです。
あすで震災から一年。東京電力福島泰一原子力発電所は今も危機的な状況が続いてます。今よりも酷くならないことを願うばかりです。
福島県いわき市 (2012.03)
kazu-m(室岡和輝)
日々のことを写真で綴ります。現在は主にFujifilm X-T1/T2で自然写真を撮ってます。レンズを通して見たものたちを一緒に楽しんでください。
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